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近代北海道の夜明けをもたらした函館港の功績の足跡を刻むように、北海道第三の都市として発展してきた、函館市。渡島管内で有数の収穫量を誇る農産物が今も生産されています。全耕地面積の80%を占める田畑では、馬鈴薯、ダイコン、ニンジンの主力品目を筆頭に、道内シェア第3位の生産量を誇るカブやキャベツ、白菜などの多種多様な野菜とイチゴなどの果実がつくられています。また、新鮮野菜の直売所や、市内を一望する観光農園なども盛んに行われています。
開拓使が設けた七重勧業試験場の洋式農法技術導入により、先進的な農業が古くから営まれていた、北海道水田発祥の地、北斗市。昭和初期より米、馬鈴薯、大豆を主力作物に、都市近郊型農業としての地域性を確立し、現在ではトマト、キュウリなどの施設園芸型野菜を中心にイチゴや軟白ネギ、北海ウド、ホウレンソウなど多種多彩な作物栽培のシェアを伸ばしています。
さらに、新しい加工品の付加価値を高めようと、トマト栽培では糖度の高い新品種を導入したり、イチゴでは養液土耕高設栽培技術を採用しています。近年、洋梨に似た甘い香りのする果実マルメロの農産加工品が開発され、北海道の「マルメロの里」としても知られています。
また、平成13年には、「函館育ち」のライスターミナルも完成し、生産から貯蔵・出荷まで、米を管理する集荷の拠点として位置づけられています。近年、冷害に強く、良食味である新種米「ふっくりんこ」の生産が始まり、ますますの発展が期待されます。
かつて箱館開港により外国人の遊歩地区に指定され、北海道でいち早く西洋種作物が栽培された、七飯町。今も道南農業の基盤を形成する農業地帯です。道内トップのシェアを誇るカーネーションなどの花卉とカブを筆頭に、リンゴ、大根、ネギ、にんじん、ほうれん草と、多品目にわたって生産されています。また、病害虫被害への対応策として着手したマリーゴールド栽培による野菜の品質向上と、土壌消毒剤をおさえた低農薬農業を実践しています。

